本記事は、消費者庁・警察庁の公表情報をもとに作成しています。個別の契約や被害については、消費生活センター・警察・法律の専門家へご相談ください。
婚活デートで、相手から投資や副業の話が出たらどうしますか。「仕事熱心な人なのかな」「疑ったら失礼かも」と迷い、話を聞き続けてしまう人もいるでしょう。
投資や副業の話題が出ただけで、相手を詐欺と決めつけることはできません。しかし、出会いの場で信頼関係を作り、別の人物や会社へつなぎ、高額契約・借入れ・送金を迫る行為は、恋愛ではなく勧誘です。
2026年6月に消費者庁が注意喚起した事例
消費者庁は2026年6月12日、マッチングアプリをきっかけとしたコンサルティング契約について注意喚起しました。公表資料では、アプリで出会った人物が夢や将来の話を聞き、「営業の仕事を紹介できる」と第三者との面談へ誘導。その後、仕事に必要だとして50万~150万円の支払いを求め、消費者金融から借りるよう勧めた事例が示されています。
さらに、「必ず契約が取れる」「支払額以上は絶対に稼げる」などと説明され、借入れ時に職業や年収を偽るよう指示された例も確認されています。契約後は、今度は本人がマッチングアプリで別の利用者を勧誘するよう誘導されていました。
かんな&けん式「勧誘危険度チェック」7つのサイン
次の項目は、消費者庁や警察庁の注意喚起をもとに、婚活デートで確認しやすい形へ整理したものです。1つ当てはまっただけで詐欺と断定する表ではありません。ただし、送金・借入れ・虚偽申告の指示が出たら、数を数えず即座に中止してください。
お金・仕事の話へ偏ったら、個人情報を増やさず話題を切る。
第三者への紹介、外部サイトへの誘導、利益保証があれば予定を断る。
送金・契約・借入れ・虚偽申告の指示があれば、支払わず証拠を保存する。
※この危険度区分は、当サイトが読者の初動判断用に整理したもので、公的機関による認定基準や詐欺の診断ではありません。
投資の雑談と勧誘はどう見分ける?
| 普通の雑談に近い | 勧誘を疑う行動 |
|---|---|
| 自分の経験を話すだけで、参加を求めない | あなたの貯金・借入可能額・年収を詳しく聞く |
| 損失やリスクも認める | 「絶対」「確実」「元が取れる」と保証する |
| 断ると話題を変える | 断っても面談・説明会・送金を繰り返し迫る |
| 金融機関や契約の手続きを求めない | その場で口座開設、借入れ、アプリ導入を操作させる |
相手の人柄がよく見えても、「金融商品や会社が安全か」と「相手を信頼できそうか」は別問題です。交際を続ける条件として契約を求められたり、断った途端に態度が変わったりするなら、恋愛関係を利用した圧力と考えて距離を取りましょう。
角を立てずに断る必要はない|安全な断り方
長く説明すると、相手に反論する材料を与えてしまいます。「家族に確認します」と言うと、家族へ相談させないための説得が始まることもあります。短く、決定事項として伝えましょう。
「投資や副業の勧誘を受けるつもりはありません。この話はここで終わりにします。」
「紹介や説明会には参加しません。今後この件の連絡も不要です。」
「今日は帰ります。契約も支払いもしません。」
「婚活以外の勧誘があったため、今後の連絡には対応しません。連絡先を削除します。」
相手が怒る、出口をふさぐ、端末を取り上げるなど身の危険を感じた場合は、断り文句より退避を優先してください。店員や周囲の人へ助けを求め、緊急なら110番へ連絡します。
勧誘された直後にする5つのこと
- 契約・送金・借入れを止める
「確認だけ」と言われても、その場では何もしない。 - やり取りを保存する
プロフィール、メッセージ、相手の連絡先、会社名、契約書、振込先、日時をスクリーンショット等で残す。 - アプリ内で通報・ブロックする
先に証拠を保存してから、運営が案内する方法で報告する。 - 第三者へ相談する
家族や友人に状況を共有し、一人で相手との交渉を続けない。 - 公的窓口へ連絡する
契約や悪質商法は188、詐欺や不安な接触は#9110、緊急時は110へ。
すでに契約・送金してしまった場合
消費者庁の公表資料では、取引の類型によってクーリング・オフが認められる場合があると案内されています。ただし、すべての契約に適用されるわけではなく、期間や条件も異なります。相手と返金交渉を始める前に、契約書・メッセージ・振込記録を手元に用意して、消費者ホットライン188へ相談してください。
銀行振込やカード決済をした場合は、金融機関・カード会社にも早めに連絡します。相手から「返金するから手数料を払って」「出金には追加投資が必要」と言われても、追加送金をしないでください。
安全機能のあるアプリを選び、機能を使い切る
本人確認、24時間の監視、通報・ブロック、外部誘導への注意喚起などは、安心材料になります。ただし、どのアプリでも悪意ある利用者をゼロにできるとは限りません。プロフィールの華やかさではなく、確認制度と相談・通報手段を比較しましょう。
女性向けには、30代女性が安心して使える婚活アプリは?本人確認・通報・独身確認を公式情報で比較で、安全機能を同じ項目で整理しています。婚活方法そのものを見直したい場合は、結婚相談所とマッチングアプリの違いも参考にしてください。
よくある質問
投資の話が一度出ただけでブロックするべきですか?
雑談だけで詐欺とは断定できません。ただし、参加・紹介・送金を求められたら明確に断りましょう。断った後も続ける、利益を保証する、第三者へ会わせようとする場合は、連絡を終了して通報する判断が必要です。
相手の会社や投資先が実在すれば安全ですか?
実在だけでは安全と判断できません。金融庁などで登録状況を確認しても、目の前の人物が本当にその会社と関係しているかは別です。相手から渡されたURLだけで確認せず、公的機関のサイトや公式窓口から調べてください。
被害額が少なくても188へ相談できますか?
相談できます。支払前でも、契約や勧誘に不安があれば相談して構いません。188は最寄りの消費生活相談窓口につながる全国共通の番号です。
まとめ|違和感だけでも、その場を離れていい
婚活相手を疑うことに罪悪感を持つ必要はありません。誠実な相手なら、投資・副業への参加を断ったことで借入れや契約を迫ることはありません。
第三者への紹介、利益の断定、即決、高額契約、借入れ、虚偽申告。これらが出たら、恋愛の相性を考える段階ではなく、自分の安全を守る段階です。お金を動かさず、証拠を残し、第三者へ相談してください。

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